事業内容
国内ネット通販事業
各種ショッピングモールを通じて、幅広いジャンルの商品を販売しております。
主なジャンルは、食品・調味料・調理器具・工具・玩具・日用雑貨・ペット用品等になりまして、今後もお客様にご満足頂けるよう、取り扱い商品のなお一層の充実を目指し、前進していきます。
アメリカ向け輸出販売事業
アメリカ向けにもネット通販事業を行っております。
米国では食品の販売に特に厳しい規制がかけられていたり、商品に木材が使用されている場合に税関で詳細な成分報告が必要となるなど、輸出に際して留意する点は多々ありますが、いずれの規則にも則った上で、商品の米国向け出荷・販売までを弊社にて行っております。
日本のメーカー様には、弊社指定納品場所まで納品頂けましたら、他には一切費用等発生致しませんので、もしアメリカ向けの商品販売をご検討でしたら一度ご連絡を頂ければと思います。
アメリカでの販売の一番の魅力は、何と言ってもネット通販のマーケット規模の大きさに尽きます。
日本でも2020年のコロナ禍以降、ネット通販の売上規模が急拡大していますが、アメリカのAmazon.comの市場規模は、日本のアマゾンの約10倍となっております。
2021年 ネット通販年間売上比較
日本 Amazon.co.jp 2.5兆円
米国 Amazon.com 24.2兆円(2220億7500万ドル)
これだけの市場規模を持つアメリカで需要が見込めれば、日本国内のみでの販売よりもさらに大きな販売機会が期待できます。
アメリカでの商品販売にご興味がございましたら、ぜひお問い合わせを頂ければと思います。
Amazonでの販売について
弊社ではこれまで多くのメーカー様・代理店様とお取引をさせて頂き、日本のAmazon.co.jpや、アメリカのAmazon.comで商品の販売を行っております。
せっかくお取引をさせて頂く以上、まず第一にメーカー様・代理店様に最大限の利益をご提供できるようにしたいと考えております。
商品の仕入れについては、継続して、たくさんの数量を仕入ることができるよう、販売数量や販売ルートの拡大を目指していきます。
(現在、日米Amazon以外にも、Yahooショッピングで出店準備中です)
また、特にAmazonに関しては、何も対策を取らないまま商品の販売をしていると、販売価格が下落しやすいマーケットであるため、メーカー様によっては価格の維持に苦労されているケースも見られます。
弊社では、メーカー様から了承を得た上で、商品の状況に応じて対策を取った商品がいくつかございます。
価格が下落してしまう仕組みや、回復させるための施策について簡単にではございますが、事例も交えてご説明していきたいと思います。
Amazonで価格が下落する理由とは
Amazonは他の通販サイト(楽天、Yahooショッピングなど)と比較して、販売価格が下落しやすいサイトです。
これまでのAmazonでの販売の経験上、価格が利益分岐点を下回るどころか原価割れのレベルまで落ちてしまうケースも多々ございます。
主な原因は、Amazonのサイトの仕組みにあります。
Amazonでは、Aという商品があったとして、その商品Aのページは1つしか存在せず、商品Aを取り扱う販売業者全てがその1つのページにぶら下がって販売をしています。
※楽天やYahooショッピングでは、商品Aを販売したい場合、各販売業者が商品ページをそれぞれ独自に用意するため、商品Aのページが販売業者の数だけ存在することになります。
話をAmazonに戻しまして、この商品Aが以下の条件で仕入れ・販売できる商品と仮定して、価格が下落してしまうプロセスをご説明します。
商品A 月間販売個数 150個
最低仕入れ個数 50個
当初の販売業者数 3店舗
この条件ですと、3つの店舗は月に1度、最低仕入れ個数の50個を仕入れることで月間販売個数の150個を等分に分け合いながら販売を行うことができます。
その後、メーカーが取引業者を増やし、以下の状態になった場合を見ていきます。
商品A 月間販売個数 150個
最低仕入れ個数 50個
当初の販売業者数 10店舗
この場合、販売業者数が一気に10店舗に増えたことで、各販売業者の1か月当たりの販売個数は15個となります。
そのため最低仕入れ数の50個を全て販売するまでに、3か月以上を要する計算となります。
これにより、販売業者の中に資金繰りの問題があったり、仕入・販売の回転数を重視する業者がいると、我れ先に自社の在庫を売り切りたいと考えて、他の販売業者よりも値段を下げるところが出てきます。
しかし、現在のネット通販では、ほぼ全ての販売業者が価格自動調整ツールを使用しており、下がった価格に自動で追随できるようになっています。すぐに再び各販売業者の価格が横並びとなるため、そこからさらに価格を下げる業者が出てきます。
この値下げの応酬が続いた結果、メーカー様側では意図していなかった金額まで販売価格が下落することになります。
販売業者数の減少と価格崩壊からの回復との相関関係について
価格下落の時とは逆に、販売業者数が減ってくると、価格は徐々に高くなっていく場合が多いです。
取り扱いをしていた商品の中で、仕入をさせて頂いた後ですぐに取り扱い店舗が急激に増えてしまい、価格も一緒に急降下してしまったものがありました。
その後、従来の価格に戻るのに約1年を要したのですが、その過程をグラフにて確認することができます。

上のグラフ
青線: 商品価格の推移
緑線: 売上ランキングの順位変動
(売れるごとに線が上下するので、線の波が細かいほどたくさん売れている商品です。)
下のグラフ
青線: 店舗数の推移
上記グラフは1年間の推移となっていまして、最初のうちは販売店舗数が約20店舗と多く、価格も崩壊しきっている状態でした。
以降は時間の経過とともに販売店舗数が減っていき、残り店舗数が1~3くらいになった後で価格が上昇しています。(7月頃)
その後一旦、販売業者数は増えますが、11月頃にまた減少に転じ、今度は最初の価格回復時よりもっと大きな価格上昇となりました。
この商品における販売業者数の減少は、弊社が何か施策を行ったわけではなく、恐らく多くの業者が利益を出すことができず撤退していったためと思われます。
ただ、販売価格が崩壊しきっていた状態はこのグラフよりももっと前から始まっており、各店舗が余剰在庫を売り尽くし、価格が回復するまでに約9か月を要しました。
メーカー様にとっては、Amazonで販売する業者をできるだけ少なくすることが価格崩壊を防ぐ一番の近道となりますので、もしお悩みの場合には業者数を絞ることをご検討されることをお薦め致します。
Amazonにおける販売価格が下落してしまった際の対策について
一度価格が下落してしまった場合、その価格を元に戻すことは簡単ではありません。
メーカー様が販売店に対して販売価格の指示を行うことが独占禁止法で規制されていることも理由の1つですが、その他にも、メーカー様がAmazonにおける全ての販売店舗を把握しきれていない場合も、非常に難しいケースとなります。

上記は、メーカー様にて販売業者を増やしたところ価格が急落し、弊社がメーカー様から了承を得て、価格を元に戻すための施策を行った商品のグラフです。
以下のポイントを踏まえながら、メーカー様に少しずつ販売店舗を絞って頂き、約1年をかけて少し価格上昇の兆しが見えてきた商品です。
1.独占禁止法を遵守した上での対応
2.価格を積極的に下げようとする店舗の特定と対応
3.積極的に価格を下げるわけではないが、価格自動調整ツールを使用して最安値に合わせている店舗への対応
4.メーカー様が把握していない販売業者の特定と対応
具体的な対応方法につきましては、商品や販売業者数によっても異なりますので、ご相談頂いた上で擦り合わせをさせて頂きます。
お困りの場合にはぜひご連絡を頂ければと思います。
販売業者数の増加で引き起こされるデメリット

販売業者数(販売店舗数)が増加することで発生するデメリットは、価格の下落だけではありません。
価格下落に伴って、商品やメーカー様の持つブランド価値を落とすことにも繋がります。
例えば、ミドル~ハイブランドを目指すメーカー様にとって、販売業者によるむやみな値下げ行為は、ブランド構築の足かせとなってしまうことが考えられます。
もう1つは、実店舗での販売価格と比較してAmazon価格が安価になり過ぎてしまい、実店舗での商品売れ行きが悪くなってしまう可能性がある点です。
この点につきましてはメーカー様ごとに考え方も異なるかと思いますが、本来、販売店舗数を絞れば防ぐことができたはずのネット上の価格下落により、メーカー様ご自身・実店舗・Amazon店舗の3者にデメリットが発生してしまい、購入されたお客様だけが得をするという、やや歪んだ図式となります。
その他の注意点として、在庫処分のためのネガティブな値下げではなく、戦略的な販促活動の一環として、季節的なセールを行ったり、リピーターを獲得するために一時的なディスカウントを行いたい場合でも、先述のようにネット上では自動価格調整ツールの存在があるため、他のショップがセール価格に追随してしまい、そこからスムーズに元の価格に戻すには各販売店舗との協力・連携が必須となります。
価格を回復させた後の、販売数向上のための施策について
販売店舗数を絞り、下落した価格を回復させることができたとしても、今度は販売数が以前の状態に戻らないという問題が発生する場合があります。
通常よりも下がってしまった価格を元に戻しただけなのですが、その商品の購入希望者からすれば金額が上がってしまったと映りますので、購入を断念したり、他のメーカーや商品を探して購入することも起こりえます。

上記商品は、価格崩壊からの回復に成功した商品ですが、崩壊時から1.5倍以上もの価格アップとなりました。
そのため、同時に販売強化のための施策を実行し、価格回復後も販売数の維持に成功致しました。
Amazonでの売れ行きが悪かった商品の販売数向上施策
実店舗や他の通販サイトではよく売れているのに、Amazonでは売れ行きが悪い(全く売れない)商品がございます。
原因は様々ですが、商品ページの作り込みが甘かったり、販促がうまくできていないことが挙げられます。

上記商品は、リサーチ時点で販売店舗が1店舗だけいたものの、全く売れていませんでした。
弊社で取り扱いを開始し、まず販売強化のための最初の施策を実行して様子見をしたところ、すぐに商品が売れ出しました。
その後、2回目の施策を実行してからは順調に販売数が伸びており、途中、他の店舗による価格下落があったものの、その後は価格をアップさせることに成功しております。
ここまで、Amazonにおける販売価格の下落の仕組みと、その対策として販売店舗数の絞り込みが重要であることをご説明させて頂きました。
また、商品価格を上昇させるための施策にも日々取り組んでおりますので、まだノウハウを積み上げている段階ではございますが、もしご相談頂けましたらできる限り対応させて頂きたいと思います。
弊社は、メーカー様にメリットを感じて頂けるような存在でありたいと常に考えておりますので、ネット通販に関してのお困りごと・売上アップのための対策など、共に戦うパートナーとしてお取引をして頂けましたら幸いです。
Amazon販売に関するその他のサポート業務について
商品ページ作成
Amazonの商品ページはフォーマットが固定されていることもあり、楽天やYahooショッピングのような販売サイトと違ってページ作りこみの自由度が制限されているように思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし最近では商品説明の画像や動画を追加することができるようになっており、ページを訪れた購入者様に、より効果的なアプローチをすることが可能となってきています。
弊社では、Amazonで新たに商品ページを作成する商品につきましては、メーカー様のご要望を反映させたページをご用意させて頂きます。
※動画・画像のご用意はメーカー様にてお願いする場合がございます。
※別途料金が発生する場合がございますので、その際は事前に擦り合わせさせて頂きますが、既にご用意されている動画・画像のみを使用する場合には、基本的に無料で対応させて頂きます。
> 商品ページ例①(Amazon.co.jp)
> 商品ページ例②(Amazon.com)
広告運用
通販サイトで新商品を販売するに当たり、まずは商品ページを作成しますが、余程のことがない限り、ページを用意しただけでは即売上が発生することはありません。
そこでなるべく早期に一定の売上実績を上げたい場合の販促手段の1つとして、通販サイト内での広告運用が挙げられます。
弊社では、できるだけ広告料を抑えつつ、効果的に売上に結び付けるノウハウを日々実践・蓄積しております。
まだ経験を積んでいる最中ではございますが、もし売上が伸び悩んでいる商品がございましたら、ぜひご相談頂ければと思います。
卸売事業
小売を行う事業者様向けに、メーカー様やお取り扱いされている商品を紹介させて頂いております。
また、単に商品を納品するだけではなく、小売店様のご要望に応じた商品を提案・発掘し、メーカー様に対しては、ネット通販における販売方法や販促手段の提案を行っております。
ただの流通で終わるのではなく、メーカー様と小売店様の両方のご意向を踏まえ、その間に立って一歩進んだ提案と丁寧な交渉を行っていきます。